
結論からと言えば、日本でマイニングをやって稼ぐことはかなり難しい!
DASHマイナー話の続きですが、今、10月下旬に届いた15台のAntminer D3が稼働しています。
前回、見込みの収益はマシン代金分のコスト(送料込み1,700ドル)しか計算してなかったですが、実際、本気でやる場合は電気代、場所代などの費用計算をしないといけないですよね!
[前回参考記事]:マイナーは稼げているのか?Antminer D3の収益がヤバイ!
日本では、マイニングのコストが非常に高いですよ—
本格的なマイニングは、データセンターと高圧賃貸物件の二つパターンを利用することが可能です。
両方とも『初期費用+月額費用』のコスト仕組みになりますが、以下がデータセンターと高圧賃貸物件の費用比較になります。
最初、6ヶ月でコスト回収の計画を立てていたので、私は電気代込み、すべて委託できるデータセンターの方を選びました。

(↑図)データセンターと高圧賃貸物件二つのパターンを利用する場合の費用明細
二つのパターンを利用する場合のメリットとデメリット
データセンター利用の場合のメリットとデメリット
▼デメリット
- 1年契約なので途中でやめれない
- 補助金がなければ費用が高い(補助金は6ヶ月以上1年未満の利用が条件)
▼メリット
- 電気代込み、すべて委託できる
- ネットなどの準備が必要ない
- 温度管理や騒音を気にする必要がない
高圧賃貸物件利用の場合のメリットとデメリット
▼デメリット
- データセンターより月額は高い(補助金価格)
- 温度やエアフロー管理が必要
▼メリット
- 1年以上続けるならデータセンターよりお得になっています
どちらかと言ったら、データセンターを選んだ方が良さそうですね!
6ヶ月でコスト回収の計画を立てていたが実際は?

一番気になることは実際の収益ですね!
今稼働している15台分の収益を計算してみると、一台あたりの収益はたったの200円でした。
現状では、DASHの価格が大幅に上がらないうちに、コスト回収は約3年もかかります~(´;ω;`)ウゥゥ。
DASHマイナーとなる後続機の新型マシンも次々に出てくるので、赤字になる確率が非常に高いです。
今後、稼働すればするほど、赤字が拡大すると思います。つまり、稼働しない方が赤字を抑えられるかもしれません。
結局、赤字拡大する恐れがあるため、マイニング活動は中止しなければなりません。
今回、DASHマイニングが赤字になる原因
- DASHマイニングは時間が経つと収益が激減
- 日本では、マイニングのコストが非常に高い
前回の記事でも説明しましたが、発売当時から電気代やマシン代を考慮しても、DASHはだいたい1日2万円ほど掘れるので、10日間あればROI100%となり投資分が回収できるはずです。
しかし現実は、DASHマイナーは時間が経つと収益が激減するので、稼働しても収益がなくて、費用がかかるだけです。
DASHマイナーの収益が激減したことは予想外で、今回失敗した最大の原因だと思います。
マイニング事業は投資なので、『仮想通貨の取引』と同じような高いリスクが存在していると思います。
したがって、趣味でやっている人を除き、マイニング知識を持たない初心者に対しては、マイニングすることをお勧めしません。