中国のICOや仮想通貨の詐欺事件、その手口を紹介!

中国での仮想通貨の詐欺事件

ICOでの詐欺事件

ICOとは?

ICOは暗号通貨経済におけるIPO(株式新規上場)のようなもの。IPOはこれまでの伝統的な経済における証券取引所上の新規株式公開ですが、ICO(Initial Coin Offering)は企業またはプロジェクトが自らのトークンやコイン(従来の金融市場における株式のようなもの)を発行し資金調達を行う方法なのです。

ICOでの詐欺事件について

中国国営通信の新華社は7月に「中国企業は2017年上半期に10万5000人の投資家から3億8300万ドルを調達した」と報じています。

国内でICO市場が急速に拡大し、「金融の秩序乱す」といった理由で中国当局が9月4日、仮想通貨発行による資金調達「新規仮想通貨公開(ICO)」の全面禁止を発表しました。

中国当局はこれまでにICOの大部分(98%)は「金融詐欺、ネズミ講」であると警告していました。このICO詐欺事件について、調べてみました。

 

ICO詐欺事件1-「ネズミ講+ICO詐欺」案件

中国では「ネズミ講」の組織を利用して、投資者の資金を騙しとることはよく聞きますが、今回「ネズミ講+ICO」と言う特大なICO詐欺の案件について初めて報道がありました。

中国の広東省中山市でICOで違法資金調達より、3人の詐欺師が合計6億元(約100億円)人を騙した!

家庭主婦の王さんは4万元(約66万円)の“维卡币”(Onecoin仮想通貨の一つ)を購入しましたが、実はこの預かり金がギャングの個人の口座に入りました。半年後、王さんは口座の資金がなくなったということで警察に通報したので詐欺事件が分かりました。

この詐欺事件の勧誘方法は“维卡币”と言う仮想通貨の高い利回りを利用して、入会者から10%-40%の紹介料貰うという「ネズミ講」の連鎖配当組織で増員しています。

[参考]:特大なICO詐欺案件! 3人のギャングが合計6億元(約100億円)人を騙した!    

ICO詐欺事件2-“中国唯一の仮想通貨”という“五行币”のICO詐欺案件

2017年4月8日、中国国家テレビ局の「CCTV13」より、《五行币は何?》というテーマでMLM組織勧誘+ICO詐欺の手口を公開しました。

CCTV13では、“五行币”はネズミ講のMLM組織であると強く非難しました。警察の調査中の動画に出ている“剃髪した美人”たちは実際には、このMLM組織が月給3万元の条件で引き付けてきた”女性のアシスタント”です。そして、この詐欺も完全なルールと規制を形成しています。

2012年11から、このギャングのリーダーは深圳で“云数贸”という貿易会社を設立して、存在しない“五行币”という“中国唯一の仮想通貨”として宣伝して、新規株式公開というICOより違法な資金調達をして、6億元(約100億円)人から騙しとりました。

2017年6月6日、“五行币”ICOのリーダーがインドネシアで逮捕されて、中国に引き渡し帰国しました。

[参考]:“五行币”ICO詐欺6億元! 女性メンバーを剃髪させた!
[参考動画]:新時代の詐欺師:未来世界首富・張健フォトアルバム

“云数贸”の詐欺師・張健はどんな手口で1年間で20万人の会員を集めて、150億円を騙しとったか?

1)有名な芸能人を利用して《五行币》を購入して、株主になることを宣伝する。(図1)

2)ピラミッド型のネズミ講の手口で最大約60%奨励金の高報酬額で会員を引き付ける。(図2)

3)会員毎に5,000枚の五行コイン売れば、1枚の価値が0.01元上がることで、2~3か月で5倍の価値となり、将来、ICOが上場したら、100倍~1,000倍の利回りが狙えることを期待させる。(図2)

株主になる為には、二人の会員を入会させなければならない。入会費用の20%が紹介料として報酬になる形式。会員のランクによって、報酬の金額も変わるのですが最大入金額の60%を入手できます。

株主は“云数贸”で口座を持ち、報酬がすべて《五行币》という仮想通貨で計算されたため、“云数贸”内部での流通しかありませんでした。

株主は自分が入金した元本を引き出すため、多くの会員を入会させないと元本の回収ができない仕組みになっています。

図1↑図1
図2
↑図2  

ICO詐欺事件3-噓のプラットフォームでとんずらしたICO詐欺案件

中国国内でICO市場が急速に拡大に伴い、市場の混乱を利用している噓のプラットフォームによるICO詐欺案件も出ています。

2017年6月、【莱特币中国】という噓のプラットフォームにより「约克币、微商币」という仮想通貨のICOで2億元の資金を調達して、とんずらしたとの報道がありました。

以下はウィーチャット(WeChat)「约克币」権利擁護のメンーバのグループの画像内容を公開しています。

「约克币」の会員は、友人が10万元が投資して,とんずらと聞いた時、マンションからジャンプした。

運営会社はどこだと聞いた人もいます。→運営会社も分からないままで投資したか?

ある会員は、“最初、運営会社に電話して、『莱特中国』は本当だとの女性の答えがあったが二回目に電話を出たおじさんは運営会社について知らないと言った。”→運営会社が存在していると信じている投資者が多いようですね!

このようなICO詐欺案例をまとめと、中国人が高い利回りを追及する心理を利用して、投資者を騙すことが多いようです。やはり、運営会社のライセンスの確認、知名度が高い業者を利用することが重要ではないでしょうか。

[参考]:詐欺のプラットフォームはICOで資金調達、2億元を得てとんずらした

仮想通貨取引での詐欺事件

仮想通貨取引での詐欺事件について

2013年から、中国国内におけるビットコイン等の仮想通貨市場の急速に拡大に伴い、仮想通貨取引の詐欺事件も次々に出ています。仮想通貨取引での詐欺事件は主に仮想通貨取引所による詐欺、代理取引のトレーダによる詐欺、ビットコインマイニング投資による詐欺などの案件があります。

 

仮想通貨取引詐欺事件1-仮想通貨取引所による詐欺

2013年10月、中国国内における初めての仮想通貨取引所による詐欺が報道されました。投資家王さんは噓の仮想通貨取引所(アメリカのサーバ)による4日で9万元(約150万円)を騙しとられました。

香港にある“GBL公司”という財団が運営している仮想通貨取引所と宣伝していますが実は中国人3人の詐欺師が運営しています。この詐欺仮想通貨取引所のドメインはwww.btc-gbl.comです。

[参考]:噓の仮想通貨取引所により4日で9万元(約150万円)を騙しとられた!  

仮想通貨取引詐欺事件2-代理取引トレーダーによる詐欺

2016年12月,“亚闪”という投資会社は投資者のビットコインを預かって、代理取引するという詐欺がありました。

条件としては、利益があるかないかにかかわらず、毎日1.3%の利益をビットコインで投資者に支払うシステムです。

被害者によると、最初は毎日1.3%の利益をしっかり払ってもらえますが、しかし、9ヶ月後の2017年1月3日-4日に支払いがなくなって、5日突然、プラットフォームが閉鎖しました。

北京商報の記者によると約440人が騙され、被害金額は少なくとも1億元(約16億円)以上です。

[参考]:仮想通貨代理取引のトレーダによる詐欺、約16億円の預かり金を握ってとんずらした 仮想通貨代理取引のトレーダによる詐欺

【翻訳以下になります。】

委托给“亚闪”,由“亚闪”操盘去炒→ “亚闪”に委託して取引する

每天以比特币的形式给投资人分红返利1.3%→毎日1.3%の利益をビットコインで投資者に支払うシステム

并于1月5日中午突然关闭网站 →1月5日突然、プラットフォームが閉鎖しました

维权投资者目前人数逼近440人→被害者約440人

此案涉及金额至少上亿元→被害金額が少なくとも1億元(約16億円)超えた

 

仮想通貨取引詐欺事件3-ビットコインマイニング投資による詐欺

2015年1月,1時間当たり2元の利益というビットコインマイニング投資の副業として、会員から50元~1,800元の費用を徴収して、被害金額が被害金額は2,500万元(約4.2億円)の詐欺事件が報道されました。

この詐欺グループは上海の上場企業、国有企業等を偽装して、インターネットでビットコインマイニング投資者を募集して、2ヶ月間で約3万人会員を集めて、資金を握ってとんずらしました。

[参考]:ビットコインマイニング投資による詐欺、被害金額は2,500万元(約4.2億円) ビットコインマイニング投資による詐欺

中国でのICO・仮想通貨取引規制の効果は?

規制で取引詐欺は減ったのか?

中国での一連のICO・仮想通貨取引規制により、中国国内の詐欺はある程度減ったと思います。

しかし、一方、国内のOTC取引、海外のICOと仮想通貨取引所を利用している中国人投資者が急増加しています。海外ではラインセンスを取得してない取引所もあるし、言葉の壁もあるので、リスクはかなり高いのではないかとの疑問の声もままあります。

ギャンブル好きな中国人の性格を考えると、詐欺事件が完全になくなるのは難しそうですね。

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